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時代遅れの歯科医療について

世界では、虫歯の予防法や、充填材料の進歩によって、虫歯の部分を削って金属を詰めるという「ブラックの法則」(発案者であるG・Vブラックが由来)は、時代遅れの治療方法だと言われています。

 

1990年には、WHO(世界保健機構)の傘下にあるFDI(国際歯科連盟)という機関から、「ブラックの法則の完全撤回」という通達が出されているほどです。この通達が意味する所は、歯を必要以上に削ってはいけないということです。

 

イギリス厚生省の過剰診療調査委員会では、「ブラックの法則の完全撤回」の通達を受けて、「この改革についてこられない歯医者は無能である」といった内容の報告書が発表されています。

 

歯は可能な限り削らない、というのが今や世界の常識なのです。ところが日本では、めったその話は出てきません。知っていてわざと通知せずに隠しているのかどうかは分かりませんが、そのような情報がそれぞれの歯科医者に伝わっていないのが現状です。

 

そして、町の歯科医院では今も変わらず、歯をどんどんと大きく削るだけの治療が行われているのです。日本の常識は、世界の非常識だといえるでしょう。日本の歯科医師のほとんどは、イギリスでは無能扱いされているのです。

 

ブラックの法則で治療を続けている限り、虫歯は決して治りません。それどころか、この治療方法は、必要以上に歯を削ってしまうというデメリットがあるため、歯の寿命を縮め、歯の噛み合わせのバランスを崩してしまいます。

 

噛み合わせの重要性については、他の頁でも説明していますが、このバランスが崩れることによって体に大きな弊害をもたらすことに繋がります。それにも関わらず、日本の歯科大学では、授業時間の大半を利用して、歯を削ることばかり教えているのが現状なのです。

 

これは全く削ってはいけないということではなくて、ある程度虫歯が進行してしまっている場合は、削る必要が出てくることもあるでしょう。しかし、歯が少し黒っぽくなったという程度であれば、サホライド(フッ化ジアミン酸)という虫歯の進行を止める塗り薬を塗って様子を診るほうが、最終的に歯は長持ちするでしょう。

 

本来、歯医者は、治療にあたる前に、削ることによって引き起こされる弊害と、削らずに最小限の歯科治療を続けた場合の虫歯の進行度合いを比較して、本当に削るべきか否か慎重に判断することが求められるのです。

 

しかし、現状、このような当たり前のことが行われていない歯医者がたくさんあることが問題なのです。これは歯医者の責任になるのですが、その結果、患者である皆さんにも、虫歯になっても何か詰めれば治ると勘違いしていたり、入れ歯を入れたから大丈夫だと考える人が多いのも問題です。

 

また、1回、2回の診療のみで治療を全て終わらせようとする患者さん、仕事の合間にやってきて15分で治して欲しいと言う患者さんなどなど…そのために歯医者が短時間で歯を大きく削るような治療が行われている事は注意深くみていかなければならない点だといえるでしょう。