MENU

美しい歯並びが与える印象

私は数年前に歯科助手として、審美歯科の併設されている美容外科でアルバイトをしていました。初めての患者さんはアイドルの卵で、オーディションのために歯並びを綺麗にしたいという若い女性でした。

 

しかし、その治療方針は左右の犬歯を抜き、前歯と小臼歯、合計6本の神経を抜き、削った歯に仮のプラスチックの歯をつけるというとんでもないものでした。その治療方針を見た私は、虫歯だらけのボロボロの口の中を想像しました。

 

彼女は犬歯が飛び出た状態である、俗に言う八重歯でした。実際に口の中を見ると彼女には虫歯が一本ありません。前歯にも犬歯にも虫歯が無いので、これを抜くのか?犬歯を抜くのか?これから私が歯科助手としてしなければならない処置がとても乱暴であることに気付き、あまりのショックに数日間は食欲すらも湧かなかったのを覚えています。

 

結局、アイドルの卵であった彼女は、健康な犬歯を抜きました。通常、健康な歯を抜くようなことはしません。歯を抜くのは、よっぽどのことがある場合のみです。

 

 

人は見た目の印象が9割?

 

人は見た目の印象が9割!というセリフは誰も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。現実はどうでしょうか。就職試験の面接、営業・接待の場面、合コン、お見合い、結婚相手の両親に初顔合わせなど、誰もが毎日人との出会いの場に遭遇します。

 

そこには、覚えきれないほどの「初めて」が存在し、一度きりの第一印象勝負の場面であることも少なくありません。また「顔色を伺う」という日本語がありますが、人の表情からはたくさんの情報を得ることができます。悪いことをしたときや、後ろめたいことがあるとき、自信の無いときなどは特に顔に出てしまうものです。

 

相手の表情を見るときに、特に視線が集中するのが目と口です。口には顔の筋肉の7割が集中しているので、よく動き、泣き、笑い、驚き、悲しみ、恐怖といった様々な感情が表れます。

 

口の中には歯が存在します。歯は固定されており、表情によって動くことはありませんので、歯そのものが表現者となります。綺麗に並んだ白い歯は、素敵な笑顔を演出してくれますし、清潔感があり、爽やかです。相手に与える第一印象も大きく変わるでしょう。その健康的な輝きは、大きな自信にもなるでしょう。

 

もしあなたの歯並びが悪くてコンプレックスを持っているのであれば、そのコンプレックスと一生付き合っていくのか、それとも勇気を振り絞って治療をスタートするのかはあなた次第です。矯正治療は、自分の憧れや、こんな人になりたいな、という人に近づくための1つの選択肢です。

 

歯並びがもっと良くなればもっと自分を表現できるはず、たった一度の出会いをそれっきりにしないためには、初めて会う日を大切にすることからはじめてみましょう。歯並びを治すのはそのための第一歩かもしれませんね。