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歯科助手が教える!正しい歯磨きの基礎知識 Part.2

私が歯科助手の資格を取得後に働いている歯科医院に訪れる患者さんの多くは、歯ブラシだけで歯垢が取れると勘違いされています。歯と歯の隙間、裏側、くぼみといった歯ブラシがどうしても当たりにくい死角部分があり、歯ブラシだけではいくら上手に磨いても3分間で歯垢除去率50%がせいぜいです。

 

頭を上下に振りながら同じ部分を大きな強いストロークで3分くらい磨いている人を見ますが、は歯磨き粉のスーっとした爽快感があるだけで、それは磨けたと錯覚しているだけです。全体を通してみると3割近くの歯垢が除去出来ていればいいほうで、現実的には歯垢はほぼ取れていません。

 

歯磨きで除去できなかった歯垢は、ネバネバとした強固なバイオフィルムを形成して虫歯の原因に繋がります。歯垢は食べ物を口に入れたからといってすぐに出来るものではありません。食後の大体5時間前後で現れます。

 

また歯垢は睡眠中に増える傾向があります。ですから寝るまえに歯磨きは1番大切であり、時間も通常時よりも掛ける必要が出てきます。朝起きて口が粘着く方は細菌が増えている証拠です。またいつも食べかすが歯に詰まるという方は、必ず虫歯や歯周病になっていると言ってよいでしょう。

 

歯科医院で早めに治療することをおすすめします。

 

歯磨きのポイント

 

歯磨きは、ペングリップでとにかく力を抜いて持つようにして下さい。そして肘を脇につけた状態で歯を磨いていきます。少し前かがみになりますが、これで力を入りませんし、長時間でも疲れず、歯ぐきを傷つけずに磨くことが出来るでしょう。

 

イメージとしては、家事の時にお鍋やフライパンをブラシで洗う要領で、面に対してブラシを直角に当てて汚れを落としていきます。歯科助手として歯磨きの指導を行っていると、歯の横の歯を磨けている人の割合は多いのですが、歯と歯の隙間をしっかりと磨けている人は非常に少ないです。

 

例え歯ブラシの毛先が隙間に入ったとしても、横向きであれば歯垢は落ちにくいのです。これが皆さんが虫歯で歯周病で苛まされる大きな原因です。

 

歯は通常28本ありますから、一本一本の歯の周り4面+噛む面=合計5面×28本=140面を磨く必要があるのです。また多くの患者さんを見ていると、皆さん磨く力が強すぎませう。頭を動かしながら歯の横をすり減らしているだけで、歯と歯の隙間の歯垢は付着したままです。

 

お風呂場の垢などを取り除く際と同様、ブラシは小さく、小さく動かしたほうが汚れが取れるのです。歯と歯の間に毛先を入れ、小刻みにコチョコチョと動かすのポイントです。

 

このやり方をマスターすれば、歯垢は激減しますので、ぜひ身につけて頂ければ幸いです。