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歯科助手コラム記事一覧

私は数年前に歯科助手として、審美歯科の併設されている美容外科でアルバイトをしていました。初めての患者さんはアイドルの卵で、オーディションのために歯並びを綺麗にしたいという若い女性でした。しかし、その治療方針は左右の犬歯を抜き、前歯と小臼歯、合計6本の神経を抜き、削った歯に仮のプラスチックの歯をつけるというとんでもないものでした。その治療方針を見た私は、虫歯だらけのボロボロの口の中を想像しました。彼...

矯正治療を希望する人は、自分の歯並びや噛み合わせの状態と、その原因をしっかりと調べると良いでしょう。見た目だけで判断するのではなく、原因を見極めることが治療を成功させるポイントになります。見た目は鏡を覗けば分かりますが、それに至った原因は必ずあります。それを検証することが治療の第一歩となるのです。例えば叢生。叢生とは、前歯、また奥歯も互い違いにデコボコに並んでいる状態を指します。乱ぐい歯とも言われ...

私が歯科助手として働いている歯科医院にやって来る患者さんは、誰もがにっこりと笑ったときに恥ずかしくない綺麗な歯並びとすっきりとした口元が欲しいと望んでいます。患者さんは大きく2つのタイプに分けることができます。まず、初めて歯の矯正に来られた患者さんと、他の歯科医院で治療をした、もしくは治療中の患者さんです。私は来院された患者さんに、歯科医院としての治療方針や治療の流れ、治療期間、抜歯の必要性がある...

セカンドオピニオンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?がんやその他の病気で、治療方法について、立場の異なる複数の医者の意見を参考にするという考え方です。メリットとしては、患者さんが自分の病態について多角的に理解することができ、納得したうえで治療を行えるという点です。歯科医院における歯の矯正においても、セカンドオピニオンという考え方がもっと一般的に広がっていれば、気の毒な症例はグッと減ると思うの...

私は歯科助手として、矯正歯科医院で働いています。歯並びが綺麗になって、口元がすっきりして、噛み合わせが上手くいくというのが歯の矯正の目的だと言えるでしょう。患者さんの立場からすれば、腕の良い歯科医院を選び、自分に合った治療を選ぶことが最も最適な方法だと言えるでしょう。中には複数の歯科医院を受診し、失敗をして、遠回りをして…無駄な時間と出費を続ける人も多いことがとても悲しいです。症状に対する治療方法...

私は、歯科助手の資格取得後に、歯科矯正医院で歯科助手として働き始めて丸3年になります。院長の話によると、ここ10年で様々な矯正方法が出てきては消えていると言っていました。歯の生理的な研究も進み、矯正装置に使われる材質の開発、歯科矯正医療全体としては進化しているとも。また今後も進化を続けていくでしょうから、より多くの人がその恩恵を受けることになると思います。実際に治療現場についてはどうでしょうか。同...

歯科矯正に関する常識を知らない歯科助手は、たくさん存在しています。これから歯科矯正治療を考えている人は、最低限覚えておいて欲しいことを下記にまとめました。凹凸が2ミリまでは拡大このぐらいの凹凸なら拡大しても大丈夫です。恐らく全体の約20%の人がこれに当てはまると思います。元に戻りにくいので、非抜歯でも綺麗に治ります。凹凸が5ミリあれば一本抜歯5ミリ程度でも問題なく拡大できますが、元に戻りやすく、口...

歯磨きを毎日しているのに、なぜ虫歯になってしまうのでしょうか。それは、それぞれに正しいと思う方法で歯磨きをされているでしょうが、歯磨きが正しい方法でできている(歯垢が取れている)わけではないからです。皆さんが思われている以上に歯垢は取りにくくやっかいなものです。歯に付着した歯垢は繁殖して、虫歯の原因であるバイオフィルムを形成するのです。歯磨き本来の目的とは、英語でプラークコントロールと言うように、...

私が歯科助手の資格を取得後に働いている歯科医院に訪れる患者さんの多くは、歯ブラシだけで歯垢が取れると勘違いされています。歯と歯の隙間、裏側、くぼみといった歯ブラシがどうしても当たりにくい死角部分があり、歯ブラシだけではいくら上手に磨いても3分間で歯垢除去率50%がせいぜいです。頭を上下に振りながら同じ部分を大きな強いストロークで3分くらい磨いている人を見ますが、は歯磨き粉のスーっとした爽快感がある...

もしあなたやあなたの家族が中々治らない病気に掛かってしまった場合に、その原因は歯の噛み合わせにあるかもしれないと考えたことはありませんか。私が歯科助手の資格を取得して、歯科医院で働き始めて知った事は、歯と全身には深い関係があるということです。私達のような歯科業界で働く人間にとっては、日々の診療の中でそのようなことに気付きます。今から2000年以上前に、それを示唆していた人物がいます。医学の父と呼ば...

勉強して資格を取得後に、歯科助手として働き始めて…1番に感じることは、世界的な動きに対して、日本の歯科医療はここ10年ほとんど変わっていないということです。ここ20〜30年において、子供の虫歯本数が多くの先進国で半減、3分の1、4分の1になったにも関わらず、日本はせいぜい3分の2程で、何よりも虫歯の本数そのものが多く、海外の3倍〜4倍ほどになっています。どうしたら虫歯の患者を減らせるのかということ...

世界では、虫歯の予防法や、充填材料の進歩によって、虫歯の部分を削って金属を詰めるという「ブラックの法則」(発案者であるG・Vブラックが由来)は、時代遅れの治療方法だと言われています。1990年には、WHO(世界保健機構)の傘下にあるFDI(国際歯科連盟)という機関から、「ブラックの法則の完全撤回」という通達が出されているほどです。この通達が意味する所は、歯を必要以上に削ってはいけないということです...

歯と口の健康は、食べるという行為に直結しています。歯が健康でなければ、食べることから得られる満足度は低下してしまいます。日本人は平均、30代で0.6本の歯を失い、60代で6本以上、70代で12本近く失います。つまり、多くの人は高齢になるに従い、歯を失っていきますので、何でも快適に噛める状態ではなくっていくと言えます。また、高齢になることで、出かける機会も少なくなり、活動量が減ってしまうことも影響し...

昨今、日本の歯科医療は、大きく変わろうとしています。すなわち、虫歯や歯槽膿漏が最も大きな課題であった時代から咬合の健康維持という時代に変化してきたと言えます。今から30〜40年前は、ほとんどの歯科医は虫歯の治療に追われていました。毎日、毎日歯を削って、欠損部を充填するという作業の繰り返しだったのです。欧米では、すでに20年以上も前から、口の中から虫歯は姿を消していました。虫歯予防の大きな発展だと言...